眼科で視力検査を受けた際にもらう処方箋には、乱視の状態を示す専門的な数値が並んでいる。自分の目の状態を正確に把握するために、2つの重要パラメータを読み解く知識を持っておきたい。
1つ目が乱視の強さを表す乱視度数(CYL / 円柱度数)だ。数値は「-0.75D」「-1.25D」のように0.25刻みのディオプターで表記され、マイナスの絶対値が大きくなるほど角膜や水晶体の歪みが強く、高度な矯正が必要であることを意味する。
2つ目が歪みの角度を示す乱視軸(AXIS / 軸度)である。角度は0度から180度で表されるが、日本の眼科処方で一般的なマイナス表記の場合、直乱視はAXISが180度前後(おおむね160度〜20度の水平方向)に設定される。一方、倒乱視であればAXISは90度前後(おおむね70度〜110度の垂直方向)となり、斜乱視では45度や135度付近の値をとる。直乱視をクリアに見せるためには、歪みと直交する軸へ的確にレンズの補正力を合わせる必要があるのだ。