Q1:15分〜30分程度のうたた寝や昼寝でも、コンタクトは外すべきですか?
A1:原則として外すのが望ましいです。わずか十数分の睡眠でもまばたきが止まることで角膜への酸素供給は一気に低下し、涙の循環が滞ります。起きた際に乾燥感や目の張り付きを感じる場合は、角膜に負担がかかっている明確なシグナルです。外せない環境で仮眠を取る場合は、目覚めた直後に人工涙液を点眼し、潤いを取り戻してから活動してください。
Q2:外した後に痛みやゴロゴロ感がなければ、眼科に行かなくても平気ですか?
A2:目立った痛みがなく、充血も自然に引いたのであれば緊急受診の必要性は低いです。ただし、前述の「角膜内皮細胞の減少」のように痛みを感じないまま進行する障害もあります。もし過去に何度もつけたまま寝てしまった経験があるなら、一度眼科で「角膜内皮細胞数(スペキュラーマイクロスコープ検査)」の測定を受けることを強く推奨します。
Q3:市販の目薬で目を潤せば、つけたまま寝ても大丈夫なレンズはありますか?
A3:市販目薬で睡眠中の酸素不足を補うことは原理的に不可能です。日本国内で「連続装用(つけたまま眠ること)」が厚生労働省から認可されている特殊な高酸素透過性レンズも一部存在しますが、これを使用する場合でも必ず眼科医による事前の厳格な適性検査と定期的な指示管理が絶対条件となっています。自己判断での就寝装用は絶対に避けてください。
Q4:朝レンズが外れないとき、水道水で目をパチパチ洗って外すのはNGですか?
A4:絶対にやめてください。日本の水道水は安全ですが、微量のアカントアメーバや雑菌が存在する可能性があります。乾燥して傷つきやすくなっている角膜に水道水を入れると、重篤なアカントアメーバ角膜炎の発症リスクを劇的に跳ね上げます。必ず「防腐剤無添加の人工涙液」または「コンタクト専用の装着薬・点眼薬」を使用してください。