上質なカーフレザーと熟練のイタリア・パリの職人技によって作られるルブタンのシューズは、近年の世界的な資材高騰や為替変動の影響を受け、価格改定が続いています。定番パンプスのルブタン定価は、スタンダードなカーフやパテントモデルで11万円台〜16万円台が目安となっており、スタッズ装飾やグリッター加工が施されたモデルでは20万円を超える設定が一般的です。
高価な投資となるルブタンを購入した際、誰もが直面するのがルブタン裏張りの判断です。ルブタンの靴底は、上質なレザーに艶やかな赤の塗装を施した非常にデリケートな仕様となっています。そのままアスファルトを数回歩くだけで、地面との摩擦により塗装が削れ、ベージュ色の下地革が露出してしまいます。
美しさを保ち、滑り止めとソールの寿命を延ばすためには、靴修理店で「赤いハーフラバー」を貼る補強が推奨されます。裏張りを施すタイミングとしては、以下の2つのアプローチが存在します。
- 購入直後に貼る:靴底に一度も傷をつけたくない場合の選択肢。新品の状態で修理店に持ち込み、ルブタン専用の薄型レッドラバー(Vibram社製のエナメル調レッドソール等)を貼付します。
- 1〜2回履いてから貼る(職人推奨):数回歩いて靴底の反り返り(返り)を足に馴染ませ、表面を軽く毛羽立たせてから貼ることで、ラバーの密着性を最大化させるプロ好みの手法です。