X(旧Twitter)や短尺動画プラットフォームにおいて、「ごめんね、オラもう…」というフレーズがどのような文脈で使われているかを追跡すると、大きく分けて2つの受容パターンが存在することが分かります。
第1のパターンは、シリアスな泣き・鬱展開を愛好する層による感情移入です。アニメ『ドラゴンボールGT』の最終回で見せた「悟空が神龍と共に去るシーン」や、心臓病で倒れる未来トランクス編の過酷な世界線などと結びつけられ、「もし悟空が戦いの中で耐えきれなくなったら」というIFストーリーの象徴として語られます。ネット上では「この台詞を想像するだけで涙が出る」「チチのことを思うと胸が張り裂けそうになる」といった熱量の高い感想が寄せられています。
第2のパターンは、日常の過酷さに対するユーモラスかつ切実な自虐ミームとしての利用です。多忙な業務や学業、ゲームの理不尽な難易度に対して、ユーザー自らが悟空の姿を借りて「ごめんね、オラもう(戦えねえ/限界だ/寝るぞ)」とポストする形式です。無敵の象徴である悟空がギブアップするというギャップが、共感と笑いを生み出す構図となっています。