日常のSNS観察やコミュニティフォーラムの分析を進めると、この言葉が使われる文脈は現在、大きく2つの極端な潮流に分岐しています。
1つ目は、「シリアスな知略戦・泥沼劇に対する批評的ツッコミ」です。eスポーツのプロチーム間における電撃移籍劇や、企業同士の特許侵害をめぐる攻防など、互いが何手も先を読み合って牽制し合う展開に対して投下されます。
【リアルなネット上の例文1】「主力メンバーを引き抜いた元競合が、今度はそのノウハウを武器に古巣の市場シェアを完全に奪いに来てるの、まるで将棋だな」
そして2つ目こそが、SNSで爆発的な拡散力を持つ「完全な不条理・カオスに対する脱力系ボケ」です。知性や戦略とは1ミリも関係のない大乱闘、おバカなハプニング、ペットの不可解な行動などに対し、あえて深刻ぶって「まるで将棋だな」と呟くことで、強烈な落差(ギャップ)とシュールな笑いを生み出します。
【リアルなネット上の例文2】「深夜の繁華街で三角コーンを頭にかぶった男と、ほうきを持った店員が睨み合ってる。……まるで将棋だな」
コミュニティ調査においても、「意味不明すぎて思わず草が生える」「知性派キャラを気取ったポーズが滑稽で使い勝手がいい」といった好意的な反応が多数派を占めており、理屈を超えたコミュニケーションツールとして愛用されている実態が浮き彫りになっています。