Q1:病院に行かずに市販の風邪薬だけでインフルエンザを乗り切ることはできますか?
A1:基礎疾患のない成人であれば自然治癒自体は可能ですが、市販の総合感冒薬にはインフルエンザ罹患時に禁忌とされる解熱鎮痛成分(アスピリンやロキソプロフェン等)が含まれている製品が多く、重大な副作用を招く恐れがあります。受診せず療養する場合でも、市販薬の自己判断服用は避け、熱冷ましを使うならアセトアミノフェン単一成分の薬剤を選んでください。少しでも異変があれば速やかに医療機関を受診すべきです。
Q2:発症から48時間を過ぎてしまった場合、抗ウイルス薬を飲んでも意味はありませんか?
A2:発症から48時間を過ぎるとウイルス自体の増殖が頭打ちになるため、健康成人の場合は劇的な解熱期間短縮効果は期待しにくくなります。ただし、重症化リスクの高い基礎疾患を持つ方や高齢者、症状が進行して悪化傾向にある場合は、48時間を経過していても医師の判断で抗ウイルス薬が処方されるケースがあります。自己判断で諦めず、診察室で医師に相談してください。
Q3:薬を飲まずに熱が下がった場合、学校や仕事にはいつから行っても良いですか?
A3:薬の服用の有無にかかわらず、復帰基準は法律(学校保健安全法)で「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」と定められています。例えば発熱から3日目に平熱に戻ったとしても、最低でも発症後5日目までは感染力のあるウイルスを体外に排出し続けています。熱が下がったからといって翌日に出勤・登校することは周囲への感染拡大を招くため絶対に避けてください。