痩せてるのに二重アゴになる原因とは?骨格と姿勢から紐解く撃退法

痩せてるのに二重アゴになる原因とは?骨格と姿勢から紐解く撃退法

痩せてるのに二重アゴになる原因とは?骨格と姿勢から紐解く撃退法についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

取材を進めると、痩せているにもかかわらずフェイスラインが消失してしまう背景には、現代人特有の生活習慣と先天的骨格が複雑に絡み合っている実態が浮かび上がってきました。具体的には以下の3つの複合要因が挙げられます。

1. スマホ首とストレートネックによる広頸筋の過度な緩み

デスクワークや長時間のスマートフォン操作により、頭部が胴体より前に突き出る「前方頭位姿勢(フォワード・ヘッド・ポスチャー)」が定着すると、頚椎の生理的湾曲が失われ、いわゆるストレートネックによる二重顎が完成します。成人の頭部の重さは約4〜6kgありますが、頭がわずか30度前に傾くだけで、首後方には約18kgの負荷がかかります。このとき、首の前側に位置する広頸筋は慢性的に縮んで弛緩し、顎下の皮膚が喉元へ押し込まれることで物理的な段差が生じます。

2. 舌のポジション低下(低位舌)が招く舌骨の下垂

普段、口を閉じているとき、あなたの舌先はどこに触れているでしょうか。本来、舌全体は上顎の天井部分(口蓋)にピタリと吸い付いているのが正常な状態です。しかし、口呼吸の習慣や咀嚼力の低下により、舌が下に落ちて前歯の裏や下顎の底に位置する「低位舌(ていいぜつ)」に陥っている人が少なくありません。舌は巨大な筋肉の塊であり、舌が下垂すると連動して「舌骨」が引き下げられ、顎下の空間が押し広げられて二重アゴを形成します。

3. 下顎後退症(アゴなし)と骨格ストレート特有のプロファイル

骨格診断においてフェイスラインが骨格ストレートに該当する人は、首がやや短めで鎖骨が目立ちにくく、立体的な肉感を持つ傾向があります。これに加え、解剖学的に下顎後退(下顎が小さく後方に引っ込んでいる状態)を伴う場合、舌や顎下の軟部組織を収める「骨の受け皿」が極端に狭くなります。その結果、脂肪が標準以下であっても、皮膚や筋肉が喉仏の方向へ溢れ出し、横顔のラインが消失してしまうのです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。