2026年、国内の主要な食品検査機関が改めて実施した精密クロマトグラフィー分析において、100%単一原料の乾燥レモングラスから抽出された液汁からは、覚醒作用を持つカフェインが一切検出されなかった。数値にして明確な「0mg」である。茶ノ木(Camellia sinensis)の葉を使用する緑茶や紅茶、ウーロン茶とは異なり、イネ科の多年生植物であるレモングラスは生理化学的にカフェインを合成する酵素系を持たない。これが、科学が示す揺るぎない事実だ。
それにもかかわらず、「飲むと目が冴える気がする」といった声が一部で上がっていたのはなぜか。取材を進めると、市場で販売されている一部の香草茶やペットボトル飲料において、フレーバー付けとして緑茶や紅茶をベースにレモングラスの香料を加えたブレンド商品が存在していたことが判明した。成分表示を確認せずにこれらを摂取した場合、ベースとなったお茶に含まれる刺激物質によって覚醒効果が生じていたのだ。本物の純粋なハーブティーを選びさえすれば、睡眠を妨げる心配は一切存在しない。