音楽ライブやフェスなどで両国国技館を訪れる際、通常のホールやアリーナ会場とは異なる仕様に注意を払う必要があります。
まず、土俵を格納した1階フラットフロア(アリーナ席)は、床面に段差がありません。前方に背の高い観客がいるとステージが見えにくくなるケースがあるため、センターステージ仕様かエンドステージ仕様かによって見えやすさが大きく左右されます。また、興行によってはマス席の鉄パイプをそのまま残して椅子を置かないスタイルや、鉄パイプを解体してパイプ椅子を並べるスタイルなど、主催者ごとのフロア設計に差異が存在します。
音響面においては、国技館は大空間のドーム形状であるため、中高音域が反響しやすい特徴を持っています。特に2階席の最上段付近では残響音の影響を受けやすいため、アーティストの細かい表情や細部のパフォーマンスを追うためには倍率8倍〜10倍程度の双眼鏡を持参すると鑑賞の質が大幅に向上します。1階マス席後方であれば6倍〜8倍クラスが扱いやすい基準です。