国境を越えて音声を届ける国際電話では、国際電気通信連合(ITU)の電気通信標準化部門が策定した国際規格「E.164」に基づき、国や地域ごとに固有の国番号が割り振られています。検索頻度が急増している「国番号39 どこの国」という疑問に対する公式な回答は、南ヨーロッパに位置するイタリア共和国、そしてローマ市内に内包される世界最小の独立国バチカン市国です。
イタリア国内の主要都市にはそれぞれ地域番号(市外局番)が存在し、+39に続く数字によっておおよその発信元地域を推測できます。例えば、首都ローマであれば「06」、商業都市ミラノであれば「02」、フィレンツェであれば「055」です。また、バチカン市国 国番号もイタリアの通信回線網に統合されているため同じ+39を使用し、一般的に「+39 06 698-xxxxx」といったローマ地域番号を介した体系が採られています。
ここで特筆すべきは、イタリア特有の電話番号ルールです。日本(+81)を含む多くの国では、海外から発信する際に市外局番の頭にある「0」を取り除くのが一般的ですが(例:日本の090...なら+81 90...)、イタリアの固定電話宛てにかける場合は市外局番の頭の「0」を省略せずにそのままダイヤルするという極めて珍しい規則を持ちます。一方、現地の携帯電話宛ての場合は「3」から始まる10桁の番号となり、固定電話のような市外局番の「0」はつきません。画面に「+39 3...」と表示されていればイタリア国内の携帯電話、「+39 0...」であれば固定電話回線からの発信と識別できます。