大作映画での成功は、若い俳優にとって時に巨大な檻となる。『ハリー・ポッター』シリーズ終了後、多くのキャストが正統派俳優としてのキャリアを模索する中、彼女が選んだのはエディンバラ・フリンジ・フェスティバルの小さな舞台だった。自分の失敗談や恋愛のトラウマを、自作のシュールなイラストと手作りの小道具で料理するワンマンショー。劇場に響いたのは失笑と大爆爆笑だった。
「綺麗に整えられた役柄」を演じるのではなく、「カッコ悪い自分」を曝け出すこと。彼女のコメディアンとしてのブレイクスルーは、ハリウッド流の成功体験に対する爽快な叛逆でもあった。