投資本がベストセラーを記録し、堅実な資産運用のカリスマとしてメディアに引っ張りだこだった厚切りジェイソン。その順風満帆に見えたキャリアの裏で、2022年秋に株式市場を揺るがす出来事が発生しました。関東財務局に提出された大量保有報告書(変更報告書)によって、彼が長年保有していたテラスカイ株の保有比率が5%未満へと急減したことが公になったのです。
当時、テラスカイの株価は軟調な地合いも重なり下落傾向にありました。このタイミングでの売却判明に対し、SNSや投資家コミュニティでは「自社の株を売り抜けて自分だけ安全地帯に逃げたのか」「株価下落に拍車をかけた」といった厳しい批判が噴出しました。
しかし、当時のIR資料や提出書類を精査すると、この取引は市場外取引や市場内売却を複数回に分けて計画的に実施されたものでした。2026年現在の動向を追うと、彼はテラスカイの経営現場からは完全に身を引いているものの、ITビジネスや教育・メディア関連の事業を展開しつつ、自身の投資哲学を伝える活動を精力的に続けています。一方のテラスカイも、エンタープライズ向けクラウドインテグレーション事業を中心にプライム市場企業としての地盤を盤石なものにしています。