リスナーが最も抱く疑問が、「歌詞に登場する『まさし』は実在するのか、それとも誰かモデルがいるのか」という点です。鬼龍院翔がパーソナリティを務めたラジオ番組や過去のインタビューでの発言を辿ると、その真相が浮き彫りになります。
結論から言えば、特定のモデルとなった実在の知人や恋人がいるわけではありません。鬼龍院翔自身が明かしたところによると、曲作りの発端は「ヴィジュアル系の重厚なサウンドに乗せて、男性の名前をひたすら叫ぶ曲を作ったら最高にシュールで面白いのではないか」という実験的なアイデアでした。
数ある男性名の中から「まさし」が選ばれた理由は、3文字の母音の響き(ma-sa-shi)がシャウトした際に最も語感が良く、哀愁と間抜けさの絶妙なバランスを持っていたからに他なりません。ヴィジュアル系の耽美な世界観において、あえて親しみやすすぎる昭和・平成の一般的な男性名をぶつけることで、唯一無二のギャップを生み出すことに成功したのです。