大谷の柔軟な契約によって生まれた資金力は、すぐさま球団の補強戦略へと還元された。ドジャースは日本球界最高峰の投手である山本由伸と12年総額3億2500万ドルという投手史上最高額の契約を締結。投打の柱として日本人コンビが顔を揃える超豪華な布陣を完成させた。
この2人の共演は、球場への動員数増加だけでなく、日本国内からのツアー客や日系企業の看板広告出稿を爆発的に増やした。ドジャーススタジアムに踊る日本の主要企業のロゴ群は、後払い構造によってもたらされた直接的な経済波及効果の証左であり、常勝軍団の形成とビジネス面での大成功を同時に手繰り寄せている。