建物の設計を手掛けたのは、世界的な建築家である安藤忠雄氏だ。自ら「子どもたちに多様な本に触れてほしい」と発案し、建物を建築してそのまま大阪市へと寄贈した背景には、次世代の感性を育む場所を作りたいという並々ならぬ執念が存在する。
入口前のテラスで訪れる者を静かに迎える「青いりんご(彫刻作品)」は、アメリカの詩人サムエル・ウルマンの詩『青春』にインスピレーションを得て制作された。熟す前の青い果実は、いくつになっても挑戦心を失わず、青く未熟なまま夢を追い続ける象徴である。子どもだけでなく、共に訪れた大人たちの心にも深く問いかけるシンボルとして、記念撮影のスポットとしても親しまれている。