スポーツジムでのワークアウト後や、湯船に浸かった直後に皮膚がピリピリと痛痒くなる場合、蕁麻疹の可能性が高まります。ここで混同されやすいのが「コリン性蕁麻疹」と「温熱蕁麻疹」の違いです。
運動後の蕁麻疹やチクチクした痛みを感じる場合、その多くはコリン性蕁麻疹の症状に該当します。発汗を促す刺激(運動、入浴、精神的緊張、辛いものを食べた時など)によって体温がわずかに上がった瞬間に発症し、数十分から1〜2時間程度で跡形もなく消えるのが特徴です。
一方、温熱蕁麻疹との違いは「発汗の有無」と「温まり方」にあります。温熱蕁麻疹は、温風ヒーターの熱や熱湯など、物理的な「熱そのもの」が皮膚に直接接触した部位に限定して大きな紅斑や膨らみが生じます。汗をかいていなくても熱刺激だけで起きる点が、発汗反射と結びついているコリン性蕁麻疹との明確な境界線です。