パチンコのグループ打ちとは?乗り打ちとの違いと2026年出禁リスク

パチンコのグループ打ちとは?乗り打ちとの違いと2026年出禁リスク

パチンコのグループ打ちとは?乗り打ちとの違いと2026年出禁リスクとはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

グループ打ちの内部は、一般客が想像するような生易しいチームワークではありません。かつて都内の主要ターミナル駅周辺で活動するグループの「打ち子」として稼働していた20代男性の手記には、経済的困窮につけ込む冷酷なピラミッド構造が生々しく綴られています。

「SNSの『簡単なデータ取り・軽作業で日当1万2,000円』という副業募集に釣られて応募したのが始まりでした。現場に着くと指定されたのはパチスロ機。指示役の親方から軍資金とICカードを渡され、『ヤメ時や台移動はすべてスマートフォンの指示通りに動け。勝手な判断で台を離れたら日当は全額カット、軍資金のマイナス分も請求する』と脅されました。食事休憩も許されず、トイレすらメッセージで許可を取る生活。出玉が数千枚出ても自分に入るのは決められた固定給だけで、勝った分の現金はすべて親方が回収していきました」(元打ち子男性の手記より)

このような組織では、自らの手を汚さずに利益を吸い上げる「親方」が頂点に君臨しています。彼らはSNSや掲示板で生活費に困窮した若者や学生、多重債務者を「打ち子」として集め、法律や店舗の規約に違反するリスクをすべて末端に押し付けます。もし店舗側に見咎められてトラブルになっても、親方は遠くから監視しているだけで助けに入ることはなく、打ち子だけが店員に事務所へ連行されて警察沙汰になるケースが後を絶ちません。

掲示板やSNS上では「組織的に動けばリスクを分散して効率よく稼げる」といった甘い誘い文句が飛び交いますが、その実態は最低賃金以下の劣悪な拘束環境と、後述する重篤な社会的ペナルティを背負わされるだけの危険な搾取システムなのです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。