『火垂るの墓』の舞台となった兵庫県西宮市満池谷(まんいけだに)周辺や夙川(しゅくがわ)、ニッカ池周辺は、現在どうなっているのでしょうか。
劇中でおばさんの家があったとされる西宮市満池谷町一帯は、戦後の復興と阪神・淡路大震災(1995年)を経た区画整理により、現在は閑静な高級住宅街へと完全に変貌を遂げています。当時のおばさんの家そのものは現存していませんが、清太と節子がホタルを放ち、水遊びをした夙川河川敷緑地やニッカ池の周辺には、今も作品の面影を残す水辺と松林が広がっています。
西宮市内の満池谷墓地近辺には、震災後に整備された記念モニュメントや平和学習のための案内板が点在しており、国内外から訪れるジブリファンや研究者が歴史の爪痕と平和の尊さを追体験する重要なフィールドワーク拠点となっています。