通常色のハッサムといえば、鋼の装甲を思わせるシャープな赤色がトレードマークです。しかし、色違いになると全身が目の覚めるようなライムグリーン(黄緑色)へと変化します。この劇的なカラーリングの変化には、ポケモンのデザイン史における興味深い文脈が存在します。
進化前のストライクは通常色が「緑色」で、色違いになると「やや薄い黄緑色(関節部などがピンク色)」へと変化します。一方で、ストライクにメタルコートを纏わせて進化させた通常色ハッサムは全身が「赤色」に染まります。つまり、色違いハッサムの緑色は、「鋼の装甲を纏いながらも、本来のストライクが持っていた体色を色濃く残している」という、進化の系譜を想起させるファン垂涎の配色パターンとなっているのです。
さらに、『ポケットモンスター X・Y』で初登場し、ポケモンGOでも実装されているメガハッサムの色違いにおいても、この鮮明なグリーンカラーは完璧に継承されています。ハサミや脚部が鋭利に巨大化し、装甲の一部から黒いパーツが露出するメカニカルな造形と、発色の良いメタリックグリーンが絶妙に融合しており、歴代メガシンカポケモンの中でもトップクラスのビジュアル評価を獲得しています。