クラゲに刺されたら真水は絶対Ng?激痛を抑え跡を残さない応急処置

クラゲに刺されたら真水は絶対Ng?激痛を抑え跡を残さない応急処置

クラゲに刺されたら真水は絶対Ng?激痛を抑え跡を残さない応急処置とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

Q1:海から上がった後、子供が痛がって大泣きしています。何から始めればよいですか?
A1:まずはお子様を抱き上げ、絶対に患部を手やタオルで擦らせないように静止してください。次に、近くの海水を手ですくい、患部に張り付いている見えない触手をやさしく洗い流します。決して海の家やシャワーの真水へ連れて行ってはなりません。目に見える触手があればカード等で弾き飛ばし、その後すぐに救護所へ行くか、防水袋に入れた氷で冷やしながら皮膚科を受診してください。

Q2:刺された直後は平気だったのに、数日経ってから激しい痒みと赤い腫れが出てきました。なぜですか?
A2:それは「遅延型アレルギー反応(二時反応)」と呼ばれる典型的な経過です。クラゲ毒に対する免疫反応が数日〜1週間ほど遅れてピークに達し、刺された線に沿って再び激しい発疹やかゆみが現れることがあります。市販のかゆみ止めでは抑えきれない場合が多いため、放置して掻き壊す前に速やかに皮膚科を受診し、強力なステロイド外用薬や抗ヒスタミン内服薬を処方してもらってください。

Q3:カツオノエボシかハブクラゲか、刺されたクラゲの種類が分からない場合はどう対応すべきですか?
A3:種類が不明な場合は「お酢は絶対に使わない」のが安全管理上の鉄則です。ハブクラゲ以外にお酢をかけると、未発射の刺胞が一気に毒を噴射して危険な状態を招くリスクがあります。種類が分からないときは、唯一すべての種別で共通して安全な「海水で静かに流す」処置のみを行い、触手を道具で除去して冷却に徹してください。

Q4:浜辺に打ち上げられてピクピク動いていないクラゲの死骸なら、素手で触っても安全ですか?
A4:死骸であっても絶対に触れてはなりません。クラゲの刺胞は物理的・化学的な刺激によって自動発射される細胞兵器であり、本体が死滅・乾燥していても刺胞自体は生きて機能しています。砂浜に落ちている青いビニール袋のようなカツオノエボシを棒や指でつついて刺される事故が毎年多発しています。見かけても絶対に近寄らないでください。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。