Q1:軟骨ピアスの肉芽は、ピアスを着けたまま治せますか?
A1:初期の軽度な肉芽であれば、長さにゆとりのある金属アレルギー対応(チタン製等)のストレートバーベルに付け替えた上で、適切なホットソークを行えば着けたまま治癒するケースはあります。ただし、感染が疑われる強い痛みや排膿がある場合、あるいは皮膚科で外科的切除を行う場合は、一時的な抜去が指示されるのが一般的です。
Q2:ホットソークは市販の食卓塩でも効果がありますか?
A2:市販の精製食卓塩には炭酸マグネシウムなどの固化防止剤が含まれていることが多く、これが傷口への余計な刺激となり得ます。伯方の塩や赤穂の塩といった添加物不使用の「天然粗塩(自然塩)」を使用し、必ず0.9%の生理食塩水濃度を厳密に守ってください。濃度が高すぎると浸透圧で細胞が脱水し、悪化の原因になります。
Q3:ドルマイシン軟膏を塗っても肉芽が小さくなりません。なぜですか?
A3:ドルマイシン軟膏は抗生物質であり、その主たる効能は「細菌の増殖を抑えること」です。すでに出来上がってしまった過剰な線維組織(肉芽そのもの)を融解・収縮させる効果はありません。細菌感染による二次的な腫れが引くことはあっても、根本的な物理刺激が解消されていなければ肉芽そのものが消失することはないため、軟膏に過度な期待を寄せるのは禁物です。
Q4:皮膚科と形成外科、どちらを受診するべきですか?
A4:どちらでも診療可能ですが、赤みや化膿、初期の肉芽に対する凍結療法や投薬治療を望む場合は「皮膚科」、しこりが大きく成長している場合や、切除手術・傷跡を極力残さない審美的な治療、ケロイドとの詳細な鑑別を望む場合は「形成外科」の受診が推奨されます。