近年、NetflixやBBCなどで配信された調査ドキュメンタリー番組は、ク・ハラが遺したもう一つの大きな功績に光を当てた。彼女は生前、韓国芸能界を揺るがした巨大複合スキャンダル「バーニング・サン事件」の捜査において、警察と政財界の癒着を解き明かす重要証言や手がかりをジャーナリストに提供していたのだ。
自らも苦境に立たされながら、歪んだ権力に立ち向かう正義感を示していた真実。自宅に残されていた手帳には、苦悩とともに「自分を愛して」という痛切な言葉が記されていた。彼女の死は単なる悲劇ではなく、腐敗した構造に対する無言の告発でもあった。