ネット上に氾濫する情報の中には、現場の運用と乖離した「誤解」も数多く存在します。トラブルを避けるために、以下の3つの盲点を頭に入れておく必要があります。
第1の誤解は、「オンラインで在庫ありと表示されていれば、店頭ですぐ買える」という思い込みです。渋谷店の在庫データは膨大であり、店頭とオンラインの連携には一定のタイムラグがあります。また、人気作のリリース日には「店頭取り置きサービス」が一時的に制限されることが多く、システム上は在庫があっても、レジ待ち列に並んでいる間に完売してしまう事態が頻発します。「確実に入手したいなら、店舗受け取り予約を発売日前週までに確定させる」のが鉄則です。
第2の盲点は、「フロア間の移動におけるエレベーターの罠」です。タワーレコード渋谷店のエレベーターは2基しかなく、ベビーカー利用者や車椅子利用者、大量の在庫を運ぶスタッフも利用します。イベント開催時や混雑時はエレベーターを待つだけで10分以上を要するため、健常者であれば中央のエスカレーター(上り専用)や非常階段を活用する方が圧倒的に迅速に行動できます。
第3の誤解は、「早朝から並べば必ず最前列でイベントを見られる」という認識です。前述の通り、現在では近隣の環境対策と公平性担保のため、多くのイベントで「ランダム整理番号(シャッフル抽選)」が採用されています。早く並んだからといって良番が手に入るわけではなく、むしろルール違反の徹夜待機や早朝待機は整理券無効化のペナルティ対象となるケースが増加しています。公式が指定する「整列開始時刻」を厳密に守ることが、結果として最も安全かつ確実な手段です。