医学部受験界において、東邦大学医学部の偏差値は河合塾の全統記述模試基準で67.5を維持しており、私立中堅上位校の代表格として揺るぎないポジションを占めています。昭和大学、日本医科大学、東京医科大学などと併願されるケースが多く、首都圏の国公立医学部を第一志望とするトップ層の確実な併願先としても機能しています。
入試データ分析から見えてくる東邦大学医学部の難易度の特質は、極端な奇問・悪問を排した「標準〜発展問題の処理スピードと正確性」を要求する点にあります。合格ラインの学力層は極めて密集しており、英語・数学・理科2科目のいずれかで大崩れした瞬間に一次通過の道が断たれる、極度のプレッシャー下での戦いが展開されています。
近年の東邦大学医学部の倍率推移を精査すると、一般選抜の志願者数は例年2,000人から2,500人規模で推移しており、実質倍率は15倍〜20倍のレンジに収まります。一見すると絶望的な高倍率に映りますが、これには私立医学部特有の重複出願と合格辞退に伴う繰り上げ合格が大きく絡んでおり、表面的な倍率の数字だけに惑わされてはいけません。