全身黒ずくめの衣装に隙のない夜会巻き、そして冷徹な眼差しで児童たちを支配した阿久津真矢役の天海祐希。彼女が放った「いい加減目覚めなさい」という名台詞は、今なお語り継がれるテレビドラマ史屈指のパンチラインです。
天海祐希は本作での鬼気迫る演技で第43回ギャラクシー賞個人賞を受賞し、唯一無二の主演女優としての地位を盤石にしました。その後も『BOSS』シリーズや『緊急取調室』シリーズなど数々の大ヒット作を牽引し、60代を手前に迎える現在も映画、連続ドラマ、舞台と八面六臂の活躍を続けています。
『女王の教室』において特筆すべきは、オーディションで選抜された24名の児童キャスト陣のレベルの高さでした。過酷な試練を通じて精神的成長を遂げる小学6年生のリアリティを創出すべく、当時の現場では妥協を許さない演技指導が行われたといいます。彼らが歩んだその後のキャリアは、まさに日本のエンターテインメント界の縮図とも呼べる多彩な広がりを見せています。