ネイティブアメリカンの真実|呼称の違い・過酷な歴史と現在の暮らし

ネイティブアメリカンの真実|呼称の違い・過酷な歴史と現在の暮らし

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「ネイティブアメリカン」と「インディアン」という2つの言葉。日常会話やメディアで混在して使われることが多いため、そのニュアンスの違いに戸惑う声も少なくありません。この呼び方の違いには、歴史的な経緯とアイデンティティを巡る深い背景があります。

発端となったのは、1492年にクリストファー・コロンブスがアメリカ大陸周辺の島に到達した際、そこをインド周辺の島々(インディーズ)と誤認したことでした。現地に暮らしていた先住の人々を「インディオス(インド人)」と呼んだことが、英語圏の「アメリカン・インディアン」という呼称として定着したのです。

1960年代から70年代にかけて公民権運動が高まると、誤認に基づき差別的なニュアンスを含んできた呼称を見直す動きが加速しました。その結果、政治的に公正な表現として「ネイティブアメリカン(Native American)」という用語が広く定着していきます。

ただし、当事者たちの間では現在も「American Indian」や「Indigenous Peoples(先住民族)」を誇りを持って使うケースが多く見られます。最も敬意を持った接し方とされるのは、全体を一括りにせず「ナバホ」「チェロキー」といった個別の部族名(Nation / Tribe)で呼ぶことです。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。