背中の痛み以外にも、膵臓がんは日常的な消化器症状に擬態して忍び寄ります。以下の項目に複数該当するものがないか、冷静にセルフチェックを行うことが推奨されます。
【膵臓の危険サイン・セルフチェック】
・原因不明の体重減少(特別なダイエットをしていないのに数ヶ月で数キロ減った)
・みぞおち周辺の持続的な不快感や胃もたれ、食欲不振
・急激な糖尿病の発症、あるいは以前からあった糖尿病の血糖コントロールが急激に悪化
・便の色が白っぽく脂っぽくなり、便器の水に油が浮くような便(脂肪便)
・白目や肌が黄色っぽくなり、全身にかゆみが出る
なお、背中の激痛を伴う代表的な膵疾患に「急性膵炎」があります。急性膵炎はアルコールの過剰摂取や胆石が引き金となり、突然みぞおちから背中を突き抜けるような耐え難い激痛が発症し、血液検査でアミラーゼなどの膵酵素が急上昇します。これに対し、膵臓がんは数週間から数ヶ月をかけてじわじわと痛みの強さと頻度が増していくという経過を辿る違いがあります。