プロの女流棋士として幼少期から厳しさのなかで勝負感を磨き上げてきた過去は、一般的なアナウンサーとは一線を画す。10代にして勝負の世界に身を置き、盤面で幾多の決断を下してきた実体験こそが、現在の度胸の良さを支える揺るぎない土台だ。言葉の端々に漂う聡明さと凛とした佇まいは、彼女ならではの強みと言える。
フジテレビ入社後は、基礎的なアナウンス技術の徹底的な叩き込みからスタートした。持ち前の集中力と妥協を許さない気質で急速に技術を吸収し、早々に現場へと駆り出されることとなる。勝負師としての冷静な観察眼は、生放送という秒単位の判断が求められる現場において、他にはない強力な武器として発揮された。