旅費を抑えつつ移動の自由度を劇的に高める最強のツールが、言わずと知れた箱根フリーパスだ。しかし、この乗り放題パスを手にしていても、紙の時刻表通りに動くだけでは手痛いミスを犯す。休日の国道1号線、特に宮ノ下から小涌園周辺にかけては恒常的な渋滞ポイントであり、時刻表に記載された標準所要時間は容易に崩壊するからだ。
そこで浮上するのが、現地取材で掴んだ「箱根新道経由の急行・直行便」をフル活用する裏ワザだ。箱根湯本駅から元箱根港へ向かう際、旧道や宮ノ下を経由する各停便(H路線など)を避け、箱根新道をノンストップで駆け上がる急行便(R路線など)を選択するだけで、移動時間を半分近くに短縮できるケースがある。さらに、一般的な反時計回り(湯本→強羅→大涌谷→芦ノ湖)の逆を突く「時計回りルート」を選択することで、ケーブルカーやロープウェイの待ち列をことごとく回避できる設計が成立する。