現在でもネットコミュニティやSNS上で定期的にトレンド入りを果たすのが、杉本彩の若い頃のビジュアルです。昭和末期から平成初期にかけての芸能界は、いわゆる「清純派」や「妹系」のアイドルが主流を占めていました。その中にあって、10代とは思えない大人びた憂いを帯びた眼差し、引き締まったプロポーション、そして日本人離れしたエキゾチックな顔立ちは、極めて異彩を放っていました。
当時の特番インタビューや自著で語られた「誰かに媚びて笑うことだけは絶対にしたくなかった」という言葉通り、彼女が放っていたのは単なるお色気ではなく、自立した個のプライドでした。当時の男性ファンのみならず、同世代の女性たちからも「芯のある憧れの女性像」として支持を集めた理由は、外見の造形美以上に、内面から滲み出る揺るぎない覚悟にあったと分析されています。