「身も蓋もない(みもふたもない)」をわかりやすく要約すると、「表現があまりにも露骨でストレートすぎて、含みや味わい、相手への配慮がまったくないこと」を意味します。核心を突いてはいるものの、オブラートに包む配慮が欠落しているため、言われた側が反論できずに気まずい思いをしたり、夢や希望を打ち砕かれたりする状況で用いられます。
SNSやネット掲示板でよく話題に上る「身も蓋もない話」とは、世間の建前や綺麗事を排除した「残酷なまでの真実・リアリズム」を指すケースが大半です。例えば「成功するには努力よりも生まれ持った才能と環境が9割」といった言説は、反論の余地がないほどリアルでありながら、聞く側のモチベーションを削いでしまうため、まさに「身も蓋もない意見」の典型例と言えます。
単に「嘘をつかない正直な態度」を指すのではなく、「言われた側が情緒的な救いを失うほどあからさまである」という否定的なニュアンスを含んでいる点が、この言葉の大きな特徴です。