一般選抜(学力試験)中心の入試構造そのものに風穴を開けようとする取り組みが、「学校推薦型選抜」の拡充だ。各高校からの推薦枠に女子生徒の推薦を積極的に促す仕組みを組み込むことで、多様な背景や問題意識を持つ学生の獲得を図っている。
さらに、既存の学部枠組みを超えた新学部・文理融合型コースの設置構想も具体化を見せている。学問分野の垣根を取り払い、気候変動や社会課題の解決を目指す新たな領域では、従来の理系・文系という二元論に囚われない学生層の流入が期待されている。文部科学省が進める高等教育改革の動向とも連動しながら、入試制度と教育課程の双方からジェンダーギャップを切り崩す試みが加速している。