おまけやCMの話題性が先行しがちですが、即席麺としての「味の評判」も極めて堅実でした。フレーバーは定番のしょうゆ味を中心に、みそ味なども展開されていました。
ベースとなっていたのは、サンヨー食品が得意とする「サッポロ一番」シリーズのノウハウを凝縮した、どこか甘みを感じるまろやかなチキン&ポークエキスベースの醤油スープです。香辛料の刺激を抑え、子どもの舌に優しく馴染む配合となっており、具材にはナルト、コーン、ネギ、刻みチャーシューなどが彩り豊かに配置されていました。
ネット上のコミュニティやSNSで当時の体験談を検証すると、「親にねだって買ってもらい、土曜日の半ドン(午前授業)の昼食に食べるのが最高の贅沢だった」「少し縮れた細麺がスープとよく絡んで美味しかった」といった、家庭の情景と結びついたエモーショナルな声が圧倒的多数を占めます。刺激的な美味しさではなく、日常の安心感を与える味わいだったからこそ、8年もの長きにわたり愛され続けたのです。