この光のスペクタクルが世界中の記憶に焼き付いた決定的な瞬間といえば、東京2020オリンピック開会式だろう。地球儀を模した光の球体が国立競技場の上空で静かに回転したシーンは、世界に強烈な衝撃を与えた。その立役者が、専用機体「Intel Shooting Star」を開発したインテル(Intel Corporation)だった。
あれから数年、国内市場を牽引する旗手として急成長を遂げたのが、佐々木孔明氏率いる株式会社レッドクリフだ。同社は日本独自の緻密な演出力とアニメIPとの融合を武器に、大阪・関西万博(Expo 2025)をはじめとするメガイベントで夜空を舞台にした表現の限界を塗り替え続けている。単なる海外技術の模倣にとどまらず、1000機、2000機規模のダイナミックな空中劇を描き出す国産のプロダクション力は、いまや世界的にも高い評価を獲得している。