19世紀末、ドイツの発明家ルドルフ・ディーゼルが考案したエンジン構造は、熱効率の高さから物流や産業の駆動源として爆発的に普及した。しかし時代が進むにつれ、有害物質の排出を抑えるクリーン化が至上命題となった。そこで開発されたのが、排気管内に高純度の尿素水を噴射する「尿素SCRシステム」である。
ここで使用される高品位尿素水こそがアドブルーだ。熱反応によってアンモニアに変化した成分が触媒内で窒素酸化物を攻撃し、無害な水と窒素へと瞬間的に転換させる。なお「AdBlue」の名称と品質規格は、ドイツ自動車工業会(VDA)が商標管理を行っており、厳格なISO基準をクリアした製品だけがその名を冠することを許されている。