県庁内部で現在、最も熱を帯びている取り組みが「地方創生・スマート県政2026プロジェクト」だ。これまで窓口での紙申請が前提だった各種手続きを、一挙にスマートフォンやPCで完結させる大胆な試みである。年内に主要手続きの8割以上をオンライン化する計画が進んでおり、すでに一部の許認可業務では処理時間が従来の3分の1に短縮された。
「紙を減らすことが目的ではない。職員が県民と直接向き合い、複雑な相談に応じる時間を生み出すための改革だ」。そう語る担当職員の言葉には強い自負が滲む。三重県公式Webサイトも大幅にリニューアルされ、直感的な操作で申請ページへアクセスできるUIデザインが採用された。デジタルに慣れていない高齢者層への配慮として、各市町と連携した操作講習会も県内全域で展開されている。