近年のテレビ番組は「TVerやFODで見逃し配信を見れば安心」と考えがちですが、ここに大きな落とし穴があります。『めざましテレビ』の通常放送・エンタメコーナーは、TVerやFODでの見逃し配信が原則として行われていません。
その最大の壁となっているのが、音楽原盤権およびタレント・映画映像の肖像権・著作権処理の複雑さです。エンタメコーナー内で流れる最新ヒット曲、アーティストのMV、公開前映画の本編映像、海外セレブのクリップ映像などは、地上波での1回限りの放送を前提に許諾が下りているケースが大多数を占めます。これらをネット配信向けに2次許諾処理するには膨大なコストと権利調整期間を要するため、朝の情報番組をそのまま見逃し配信に乗せることは業界構造上極めて困難です。
一部の特別企画や限定インタビューが公式YouTubeチャンネルやFOD限定で切り抜き配信される例外はあるものの、「本編まるごとのアーカイブ」は存在しないという冷徹な事実を認識しておく必要があります。