開館のベルが鳴り響くと同時に、熱気あふれる人の波が特設ショップへと流れ込む。2026年、日本全国の主要都市を巡るこの展覧会は、どの会場も異例の動員数を記録中だ。展示エリアでキティの歴史やアートワークに涙したファンたちが、その感動冷めやらぬままショップへとなだれ込む光景は圧巻の一言に尽きる。
昭和、平成、令和。三つの時代を駆け抜けてきたキティだからこそ、来場者の層も驚くほど幅広い。親子3代でカゴいっぱいに商品を詰め込む姿もあれば、海外からこの展覧会のためだけに訪れたコレクターが真剣なまなざしで棚を見つめる姿もある。「昔持っていたあのデザインが復刻されているなんて……」そう言って涙ぐむファンの手には、あっという間に複数の限定品が握られていた。