赤ちゃんのうなじの赤あざ「ウンナ母斑」は消える?消えない噂と治療法

赤ちゃんのうなじの赤あざ「ウンナ母斑」は消える?消えない噂と治療法

赤ちゃんのうなじの赤あざ「ウンナ母斑」は消える?消えない噂と治療法とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

どうしてもあざを薄くしたい、あるいは将来的な残存リスクを最小限に抑えたい場合、有効な医療手段となるのが色素レーザー(ダイレーザー)照射です。現在、日本国内のあざ治療でゴールドスタンダードとなっているのが「Vビーム(Vbeam II / Vbeam Prima)」です。

Vビームは、血液中の酸化ヘモグロビンに特異的に吸収される波長(595nm)のレーザー光を照射します。周囲の正常な皮膚組織を傷つけることなく、異常に拡張した毛細血管だけを選択的に熱破壊し、徐々に血管を閉塞させて赤みを退色させていく仕組みです。

公的保険適用のルールと実質費用

ウンナ母斑のレーザー治療は、厚生労働省により公的医療保険の適用対象として認められています。大人の場合は3割負担となりますが、乳幼児期に治療を行う場合、多くの自治体で整備されている「子ども医療費助成制度」が適用されます。これにより、通院にかかる自己負担額は実質無料、あるいは数百円程度の窓口負担で済むケースが一般的です。

ただし、保険診療として受けるためには以下の要件が定められています:

  • 厚生労働省が認可したレーザー機器(Vビーム等)を設置した医療機関で行うこと
  • 同一部位への保険適用照射は、3ヶ月以上の間隔を空けること(年4回程度が限度)
  • 照射面積に応じて点数が算定される(10平方センチメートル未満から段階制)

治療回数はあざの濃さや血管の深さによって異なりますが、一般的には3〜5回以上の照射を重ねて徐々に色調を薄くしていきます。1回で完全に消し去る魔法の治療ではなく、年単位での通院計画が前提となります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。