毛を抜くとどうなる?濃くなる噂の嘘と埋没毛・皮膚トラブルの真実

毛を抜くとどうなる?濃くなる噂の嘘と埋没毛・皮膚トラブルの真実

毛を抜くとどうなる?濃くなる噂の嘘と埋没毛・皮膚トラブルの真実の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。

皮膚への害を頭では理解していながらも、ピンセットを置くことができない人々が多数存在します。SNSやネット掲示板のコミュニティ上では、「プチッと抜けたときの爽快感がたまらない」「毛根の鞘を眺めるのが癖になっている」といった赤裸々な告白が数多く見受けられます。

精神医学および心身医学の観点から見ると、毛を抜く癖抜毛症(トリコチロマニア)の境界線は非常に曖昧です。毛を抜く瞬間の刺激は、脳内で微小なドーパミンを放出させ、一時的な達成感や緊張緩和をもたらします。これは心理学で「身体集中反復行動症(BFRB)」と呼ばれるカテゴリに属し、日常的なストレス、退屈、不安、あるいは完璧主義的な傾向に対する無意識のコーピング(対処行動)として機能してしまっているケースが多々あります。

「自分はただムダ毛を処理しているだけ」と思い込んでいても、気がつけば無心で何十分も鏡に向かい、皮膚が血豆だらけになるまで抜き続けてしまう場合は、単なる美容の範疇を超えています。自傷行為に似た代償行動へと変質している可能性を認識し、毛抜き自体を破棄する、指先にサックをはめる、心療内科や精神科でカウンセリングを受けるといった根本的な行動変容が求められます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。