剣道の技一覧と実戦の極意!仕掛け技と応じ技の違いと一本の条件

剣道の技一覧と実戦の極意!仕掛け技と応じ技の違いと一本の条件

剣道の技一覧と実戦の極意!仕掛け技と応じ技の違いと一本の条件にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

試合において「いまのは入ったのではないか」と観客席がどよめいても、3人の審判員が旗を上げない場面は頻繁に見られます。剣道において、ただ相手の防具に竹刀が触れたり、大きな打突音が響いたりしただけでは得点になりません。

全日本剣道連盟の「剣道試合・審判規則第12条」には、有効打突の判定基準が明確に定められています。それは「充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの」という極めて高度な条件の一致です。

具体的には、以下の要素がすべて同時に満たされていなければ、審判の旗が挙がることはありません。

  • 気剣体の一致:打突の瞬間に気迫の発声(気)、竹刀の有効打突部(剣)、踏み込み足と腰の体重移動(体)が完全に合致していること。
  • 打突部と打突部位:竹刀の先革から中結までの「物打(ものうち)」と呼ばれる特定の部分で、相手の定められた防具部位を捉えていること。
  • 刃筋(はすじ)の正しさ:竹刀の弦(つる)の反対側を「刃」と見なし、本物の日本刀で斬りつける角度で正しく振り下ろされていること。平打ち(竹刀の側面で叩くこと)は無効打突となります。
  • 残心(ざんしん):打突直後、相手の反撃に備えて油断なく油断のない構えと精神的警戒を保っていること。ガッツポーズや過度な歓喜のアピールを行った場合、一本が取り消される厳格なルールが存在します。
技の分類難易度・習得期間の目安試合における決定打率審判が厳しく見る判定ポイント基本仕掛け技(飛び込み面など)低〜中(約3〜6ヶ月)約35%(初段〜三段層の主軸)十分な踏み込みの強さと打突後のまっすぐな抜け・残心の姿勢出鼻技(出鼻小手・出鼻面)極めて高(1年以上)約25%(全日本選手権では最頻出)相手の打突動作の初動(起こり)を先んじて捉えているか応じ技(すり上げ・返し技)高(半年〜1年)約20%(上位実力者の武器)単なる受け止めではなく、鎬を使った滑らかな体さばきと刃筋近接引き技(引き面・引き胴)中(約6ヶ月)約15%(膠着打開の鍵)鍔迫り合いの不正な時間稼ぎがないか、後退時の刃筋と十分な間合い突き技(諸手突き・片手突き)最高難度(有段者限定)約5%以下(決まれば絶大な威圧感)正確な喉元へのヒット、肘の伸び、体勢の崩れがない完璧な中心制圧
斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。