バドミントンのガットテンション新常識!強く張るほど飛ぶ噂の真相

バドミントンのガットテンション新常識!強く張るほど飛ぶ噂の真相

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整形外科やスポーツ医学の臨床現場では、バドミントン愛好家の「バックハンド肘(上腕骨外側上顆炎)」や手首の腱鞘炎の発症原因を調査した際、道具のセッティングミス、とりわけ実力に見合わない高テンションが引き金になっている例が後を絶ちません。硬く張られたガット面はシャトル衝突時の衝撃を吸収せず、その振動エネルギーはストリングからフレーム、グリップを伝って、プレーヤーの前腕伸筋群や肘の関節軟骨へ容赦なく突き刺さります。

日本国内の部活動やクラブチームにおいては、「男子たるもの25ポンド以上で張るべき」「テンションが低いのは恥ずかしい」といった非論理的な同調圧力が今なお一部で残存しています。先輩や指導者の助言を鵜呑みにし、肘の違和感を我慢して練習を続けた結果、慢性的な疼痛に悩まされ、最終的にラケットを握ることすら困難になってドロップアウトしていく若手選手が毎年多数報告されています。

「インパクトの瞬間に肘や肩へズンと重い衝撃が残る」「翌日の朝に前腕部が張って痛む」という感覚がある場合、それは身体が発している明白な危険信号です。見栄や固定観念を捨て、テンションを2〜3ポンド下げるだけで、関節への物理的ストレスは大幅に軽減され、怪我の予防と長期的なパフォーマンス向上に直結します。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。