『鬼滅の刃』の劇中で描かれた岩の呼吸の型一覧は、壱ノ型から伍ノ型までの全5種類です。他の呼吸が刀の刃筋や太刀筋を中心とするのに対し、岩の呼吸は重量のある鉄球と鋭利な手斧、そしてそれらを繋ぐ太い鎖を遠心力と剛力でコントロールする前代未聞の戦闘術です。公式記録に刻まれた全技の挙動と戦闘上の特徴を以下に詳述します。
壱ノ型 蛇紋岩双極(じゃもんがんそうきょく)は、鎖の両端に付いた鉄球と斧を同時に投擲し、標的に向けて挟み撃ちの軌道を描かせながら粉砕する技です。回転しながら空を裂く二つの凶器は、まるで獲物を追い詰める大蛇の牙のようにうねり、鬼の頸を逃さず挟撃します。
弐ノ型 天面砕き(てんめんくだき)は、上空に投げ上げた鎖鉄球の鎖を足で踏みつけ、作用反作用の急激なテンションによって頭上から垂直に鉄球を急降下させる豪快な一撃です。死角となる真上からの超質量攻撃は、敵のガードを骨ごと粉砕する決定力を誇ります。
参ノ型 岩軀の膚(がんくのはだえ)は、自身の周囲で手斧を高速かつ密に振り回し、全方位からの攻撃を完全に遮断する絶対防御の型です。質量のある武器を超スピードで旋回させるため、並大抵の血鬼術や刃の雨は瞬時に弾き飛ばされます。
肆ノ型 流紋岩速征(りゅうもんがんそくせい)は、鉄球と斧を縦横無尽に振り回し、鎖の長さを自在に操作しながら広範囲を制圧する連撃技です。黒死牟戦でも見られたように、不可視に近い速度で四方八方に破壊の嵐を巻き起こし、間合いに入った敵を逃しません。
伍ノ型 瓦輪刑部(がりんぎょうぶ)は、跳躍した状態から空中で斧と鉄球を乱舞させ、大地を揺るがす勢いで標的を地上へ叩き潰す殲滅技です。落下のエネルギーと悲鳴嶼の膂力が融合し、直撃地点の地形すら変貌させる凄まじい衝撃波を発生させます。