エリック・クラプトンの息子コナー君の転落事故が発生したのは、1991年3月20日午前11時頃のことでした。現場となったのは、ニューヨーク・マンハッタンの東57丁目にそびえ立つ高級コンドミニアム「ガレリア(Galleria)」の53階の一室です。この部屋は当時、息子の母親でありイタリア人モデル・タレントのロリ・デル・サントが滞在していた住居でした。
当時、エリック・クラプトンの息子コナー君の年齢はわずか4歳7ヶ月。事故前日、クラプトンはコナー君をロングアイランドの動物園に連れて行き、親子水入らずの穏やかな一日を過ごしていました。翌日も再びコナー君を迎えに行き、セントラルパーク動物園へ出かける約束を交わしていた矢先の出来事でした。
事故の直接的な引き金となったのは、建物の窓清掃作業でした。当時、部屋の窓を清掃していた作業員が、換気と作業のために幅約1.2メートル、高さ約1.8メートルの大型ガラス窓を一時的に開放していました。普段は固く施錠されているはずの安全窓が、無防備な開口部となっていたのです。
シッターとかくれんぼをして無心に走っていたコナー君は、窓ガラスがはめ込まれていると思い込み、開かれた開口部へ向かって全速力で突入してしまいました。シッターが制止の叫び声を上げた瞬間には間に合わず、コナー君は53階から約200メートル下の隣接する4階建てビルの屋上へと転落。即死でした。