近年のアルコール離れは、単なる節約志向にとどまらない。「スマートドリンキング(スマドリ)」の思想が浸透したことで、お酒を飲む人・飲まない人の双方が等しく楽しめるプレミアムな空間が急増している。銀座や六本木のハイエンドバーでは、高級茶葉やクラフトボタニカルを贅沢に使用したノンアルコール・モクテルのメニューが充実し、酒類以上の単価で取引されるケースも珍しくない。
さらに、金曜夜の「サウナ・スパ」利用や「ナイトヨガ」への需要が爆発的に高まっている。一週間の疲労とストレスを溜め込んだ身体をアルコールで麻痺させるのではなく、温冷交代浴や瞑想によって極上のリラクゼーションを得る。翌朝のスッキリとした目覚めを約束するこの「夜間ウェルネス」こそが、現代の感度の高いビジネスパーソンにとって最高の贅沢となっているのだ。