オープン型Mriの画質・費用を徹底比較|閉所恐怖症でも安心な選び方

オープン型Mriの画質・費用を徹底比較|閉所恐怖症でも安心な選び方

オープン型Mriの画質・費用を徹底比較|閉所恐怖症でも安心な選び方の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

医療機関で広く使われているMRI装置は、大きく分けて「ドーム型(トンネル型)」と「オープン型」の2系統が存在します。両者の決定的な違いは、装置の形状と磁場強度(テスラ数:T)にあります。ドーム型が円筒形の狭い空間に全身を収める構造であるのに対し、オープン型は上下に磁石を配置し、左右や前後を遮らない開放構造を採用しています。

診断のベースとなる磁場強度において、大学病院や基幹病院のドーム型は1.5テスラまたは3.0テスラの高磁場・超電導型が主流です。一方、一般的なオープン型MRIは0.2〜0.4テスラ(一部の最新鋭機では1.2テスラ)の永久磁石型または垂直磁場型超電導システムが中心となります。磁場強度が下がるほど信号強度は低下するため、画質と精度の面でドーム型と一定の差が生じるのは物理学的な事実です。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価磁場強度(テスラ数)オープン型:0.2T〜0.4T(最新型1.2T)ドーム型:1.5T〜3.0T数値はドーム型が優位だが、日常診療の大部分で十分な診断能を確保。検査時間約20分〜35分(部位・シーケンスによる)ドーム型:約15分〜20分低磁場を補うため撮像時間は長め。体動を起こさない工夫が鍵。検査時の騒音レベル約60〜75dB(日常会話〜掃除機程度)ドーム型:100〜110dB(工事現場並み)圧倒的な静音性。ヘッドホンなしでも落ち着いて検査可能。保険診療費用(3割負担)約5,000円〜8,000円(初再診料・部位加算別)ドーム型と同等の点数体系装置の種類による窓口支払額の自己負担差はほぼ生じない。

日本磁気共鳴医学会の技術資料等によれば、近年の画像処理アルゴリズムやディープラーニングを活用したノイズ除去技術の進化により、低磁場装置であってもコントラストや輪郭の描出精度は著しく向上しています。「オープン型だから診断ができない」という極端な見解は過去のものとなりつつあります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。