後ろ歩きを行うと、普段の生活ではあまり意識されない筋群へ強烈な刺激が入ります。特に集中的に強化されるのが以下の部位です。
最も大きな負荷がかかるのは、太ももの前側に位置する大腿四頭筋(だいたいしとうきん)です。後ろに足を運んで着地する際、大腿四頭筋が引き伸ばされながら力を発揮する「エキセントリック収縮(遠心性収縮)」が起こり、筋力アップと膝の安定化を強力に後押しします。
同時に、ヒップラインを形作る大臀筋や、太もも裏のハムストリングス上部が骨盤を支えるためにフル稼働します。また、つま先で柔らかく着地する動きは、ふくらはぎ(下腿三頭筋)のポンプ作用をダイナミックに刺激します。滞りがちな下半身の血流やリンパ液の循環が促進され、デスクワークなどで慢性化した脚のむくみや冷えの解消に即効性を発揮します。