国内外で確固たる地位を築いていたアルファインですが、2011年頃に突如として営業終了を発表し、その長い歴史に幕を降ろしました。当時、あまりに唐突な閉館劇だったことから、ネット上やファンの間では様々な憶測が飛び交う事態となりました。
なかでも根強く囁かれたのが、「警察による大規模な摘発を受けたのではないか」「周辺の高級住宅地からの激しいクレームで強制退去させられた」という警察介入説です。しかし、関係者の証言や当時の登記・不動産情報を精査すると、真相はより現実的な構造問題にありました。
最も大きな決定打となったのは、「入居していたビルの老朽化」と「耐震基準への懸念」です。築年数が経過したビル全体の維持改修には莫大なコストがかかる上、東日本大震災の発生以降、防災基準の厳格化が急速に進みました。さらに、運営創業者側の高齢化や世代交代、不動産オーナー側との定期借地・賃貸借契約の満了が重なり、再契約を行わずに円満な事業終了を選択したというのが実情です。