電子カルテの普及や地域包括ケアシステムの進展に伴い、地域のクリニックと大病院、あるいは多職種間の連携文書を作成する機会は格段に増えています。形式的な定型文をなぞるだけでなく、相手の負担を減らす配慮が欠かせません。
診療情報提供書の冒頭には「平素は大変お世話になっております」「貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」といった頭語・時候の挨拶を添えた上で、「下記患者様につき、ご高診賜りたくご紹介申し上げます」と簡潔に本題へ入る構成が好まれます。
主訴、現病歴、既往歴、現在の処方内容、そして「何を目的に紹介するのか(確定診断、加療依頼、セカンドオピニオンなど)」を明確に記載することで、紹介先の医師が迅速に診療へ移行できる体制を整えることが実務上もっとも大切です。