特急くろしおに乗る最大の醍醐味といえば、車窓いっぱいに広がる太平洋のパノラマビューです。特に御坊〜白浜間や、すさみ〜串本間で見られる岩礁とコバルトブルーの海は息をのむ美しさを誇ります。しかし、予約時の座席指定で「左右の指定ミス」をしてしまい、山側の壁しか見えなかったという失敗談が後を絶ちません。
普通車(2列+2列シート)における海側座席の選択ルールは極めてシンプルです。
- 南行(下り:京都・新大阪 → 和歌山・白浜・新宮方面):【 D席 】(進行方向右側)
- 北行(上り:新宮・白浜・和歌山 → 新大阪・京都方面):【 A席 】(進行方向左側)
グリーン車(2列+1列シート配置)の場合、白浜・新宮方面行きの下り列車では1人掛けの独立シートが海側になりますが、上り列車では2人掛け側のA席が海側となるため、シートマップでの事前照合を怠らないようにしてください。
また、車内設備に関して知っておくべき決定的な注意点があります。特急くろしおでは車内販売が完全に営業終了しています。2時間以上の長旅となるため、新大阪駅や天王寺駅などの改札内外で駅弁や飲み物を事前に買い込んでから乗車してください。
モバイル機器の充電に必要な電源コンセントの設置状況は、充当される形式ごとに大きく異なります。
- 287系:普通車の窓側席(壁面)および客室最前部・最後部座席、グリーン車全席にコンセントを完備。
- 289系:客室の端部(バルクヘッド席)やグリーン車など一部座席に限定。
- 283系(オーシャンアロー):設計が古いため、普通車の一般座席にはコンセントがありません。
バッテリー消費が気になる方は、座席指定時にコンセントが確保しやすい「287系窓側席」または「各車両の最前列・最後列席」を指名買いするのが鉄則です。